みなさんこんにちは。ダイエットえなです。
みなさんはなぜ体重(体脂肪)が増えるのかその原理をご存知ですか?
なんで私はこんなに体重が増えるの〜?と悩み苦しんでいる方へ、体脂肪がどのように増えるのかを生物学的に解説していきます。
単純にごはんやパンを食べ過ぎれば太りますが、それだけが原因ではないのです。
もちろん食べたら食べた分は消費されていれば全く問題ないですが、体内での消費に使われなかったものは全て脂肪になると考えてください。
「食って寝たら牛になる」ということです。
なぜ体脂肪が増えるの?
人間の体内では、体内の臓器たちがフル回転で仕事をしていて、常に頭や体を使うために、食べたものがエネルギーとして使われます。その行動がなかったら、もしくは止まってしまったら人間は死ぬということです。
常に臓器たちが、食べたものを貯蓄して体内で使われやすいようにエネルギーに変えたり、栄養素を運んだりしてくれています。
つまり
「ありがとう臓器さん!」状態です。
ただ食べ過ぎると・・・
筋肉や内臓に入りきらなかった(エネルギー)として使われなかった糖質や脂質などは、なんと
全て
余すことなく
脂肪細胞にとりこまれ、体脂肪になります。
人によって代謝できる量はもちろん異なりますが、大抵毎日のように多く許容範囲を超えて食べていれば、絶対に太るというわけです。
太る原因はそこにしかありません。
脂肪細胞ってなに?
脂肪細胞は体脂肪を貯蓄する風船のようなものです。
体脂肪が増えれば増えるほど、どんどん膨らんでいきます。
しかし、容量は決まっています。なので、通常体脂肪の原因となる食べ物を食べ過ぎなければ、太る(体脂肪が増える)ことはありません。
ここで、問題なのが脂肪細胞は増えるということです。
そして、また新たな脂肪細胞が使われなかったり、余分に余った糖質や脂質が入って膨らんでいきます。
つまり
食べれば食べるほど脂肪細胞が大きくなり、さらに新しく生まれるのが繰り返されるんです。で、じゃんじゃん太っていくというわけです。
ただ、脂肪細胞を新しく作るのは限界があります。個人差がありますが、もう脂肪細胞が生まれないとなると、糖質や脂質が脂肪細胞に入ることができなくなります。
その結果・・・
血液中に脂肪が溢れてしまい、糖尿病や脂質異常症に繋がってしまうというわけです。
肥満状態というのは、このような一生背負わなければならない病気にとても近くなりやすいものだということを理解していただけると思います。
揚げ物やファーストフードなど高脂質な食事が続けば、必然的に脂肪細胞の風船が膨らみ、体重もどんどん増えていきます。
体脂肪を減らすために必要なことは2つのみ。
ダイエットを考えたとき、体脂肪を減らしたい時に行うべきことはたった2つです。
・糖質 脂質を食べ過ぎないこと
・運動によって消費量を高めること
これだけです。
これしか方法がありません!ダイエットで大切なことはこの2つに尽きるというわけなんです。
「そんなことわかっている!」とは思うんですが、なかなか難しいんですよね。
脂肪細胞は食欲を抑えるホルモンを持っている!?
実は、脂肪細胞は食欲を抑えるホルモンをもっています。そいつの名前は「レプチン」です。
「レプチン」は適量の脂肪が取り込まれたら
↓
↓
↓
と脳に指令を送ってくれます。
しかし、そんな指令を送ってくれたレプチンを無視し続けて、食べ続けてしまうと・・・
満腹感を感じにくくなってしまうんです!!!
これを「レプチン抵抗性」と言います。
なので、食べれば食べるほど、脂肪細胞が膨らめば膨らむほど、自分の食欲を抑えることが難しくなってしまうんですね・・・
脂肪細胞が大きくなると、炎症を引き起こして、最終的に糖尿病や脂質異常症などが発症するというわけです。
すごく太っている人が、よく食べられるのはまさにこの状態になっているからというわけです。
以上が体脂肪が増える原理です。体脂肪を減らしたいのであれば、食事管理と適度な運動は必須です!
もちろん自分が楽しんでできる運動が一番で、継続していくことがなによりも大切ということです!
まとめ
ダイエットは明日からと思って、今日たくさん食べたものは脂肪細胞に変わると思うとなんだか怖いな〜と感じますよね。
ただ、仕組みを知っていることは大切です。なぜなら、それが根本的な体づくりの原因になるからです。
太るには原因が必ずあります。
食べ過ぎてしまうことも、自分の精神が弱いわけではなく、ホルモンの影響だったり、その時のストレスによるものだったり、自分自身では解決できないものである可能性もあります。
なので、自分を責めないダイエットはめちゃくちゃ重要です。
知識をもっていれば、「今はこのホルモンが働いているからこんな風に思うんだ」という感じで対処できますが、なんも知らないと「なんでこんなにお腹空くんだろう・・・食べられなくてイライラする。」みたいな感情になったりします。
それでは、悪循環なので、しっかりとした知識を持っていきましょう!